こちらの記事で歯科衛生士を辞めて、新たな目標に向かって動き出すというお話をしました。あれからおよそ4ヶ月が経ち、実はいま派遣社員として事務のお仕事をしています。
今回色々な理由があり派遣という形で働いていますが、派遣会社を使うこと自体も始めてだったので、仕事探しから就業開始まで分からないことだらけで正直不安でした。
仕事が始まり一ヶ月が経ったので、歯科衛生士だった私が派遣会社を利用して未経験から事務として働くまでの流れを記録したいと思います。
歯科衛生士からキャリアチェンジしたい方や派遣社員として働くことに興味がある方の参考になると嬉しいです。
派遣で働くというシステム
派遣社員として働くということは正社員やパートとして働くことどう違うのでしょうか。
私も今回自分が派遣社員として働くにあたって、知らなかったことがたくさんありました。
人によってはメリットもデメリットもある働き方ではあると思うので、簡単に派遣の特徴をまとめてみます。
雇用主と就業先が違う
実際に働くのは就業先ですが、雇用主は自分が登録している派遣会社です。
そのため、勤怠管理の方法は就業先の社員さんとは異なり、お給料が支払われるのももちろん派遣会社からです。
そのほか、福利厚生なども派遣会社の提供するものを使用する形になります。
お給料が時給制
ご存知の方も多いと思いますが、派遣社員は基本的に時給制です。
全体的に時給が高い傾向はありますが、ボーナスもありませんし、正社員で働いてきた方は年収換算にすると下がってしまうこともあるかと思います。
しかし、労働派遣法の改正により「同一労働同一賃金」というルールが作られました。
これは、同じ就業先で働いていて同じ仕事をしている人達は、雇用形態に関わらず同じお給料を支給してもらうという、立場によって差が出ないようにするシステムです。
実際のところ社員の方と比較はできませんが、そのような取り組みがあるというのは安心できるポイントのひとつかもしれません。
働く期間が決まっている
派遣社員は働く期間が決まっていて、同じ就業先で3年以上働けないというルールがあります。
一部例外はありますが、基本的には3年が最長で、そこから正社員登用などの道もあるようです。
また、派遣社員においては会社の都合で突然解雇ということも考えられます。
1つの場所で長く働きたい、という方には向いていない働き方かもしれません。
なぜ派遣社員で働くことにしたのか
なぜ今まで歯科衛生士として正社員で働いてきたのに、今回は派遣社員として働いているのか。
1番の大きな理由は、働く時間とお給料のバランスが今の私のライフスタイルに合っていると思ったからです。
こちらの記事でお話ししたとおり、現在webエンジニアになるためにプログラミングのブートキャンプを受講しています。
ブートキャンプは月曜日から金曜日まで、毎日19時半からスタートします。
ブートキャンプだけに集中したいところですが、残念ながら金銭的な余裕はないので仕事しながら夜間で受講できるものを探しました。
そのため、ブートキャンプの開始の時間に間に合うように帰宅する必要があり、さらになんとか生活できるお給料を稼がなければいけません。
派遣のお仕事を見てみると17時代に終わる仕事もかなりあり、これならなんとかブートキャンプと両立できると確信し、派遣で働こうと決めました。
歯科衛生士として働いていた頃はどうしても夕方は患者さんも混み合い忙しくなる時間なため、帰宅は20時前くらいと遅くなってしまっていたので、歯科衛生士として再度働くということは考えていませんでした。
派遣社員として働くまでの流れ
派遣として働くにはいくつかのステップがあります。
もしかすると派遣会社によって少し内容が違うかもしれませんが、私が経験した流れをご紹介します。
派遣会社を選ぶ
まずは自分が登録する派遣会社を選びます。
派遣会社はかなりたくさんあるので、初めてで何も分からなかった私は名前の聞いたことのある大手の会社をいくつか登録しました。
登録する際は自分の経歴などを細かくきちんと入力したほうが仕事が見つけやすいと思います。
時間のかかる部分ですが、とても重要なので頑張りましょう。
仕事をさがす
次に仕事を探していきます。
派遣会社専用の求人ページが閲覧できるので、そこから気になる仕事を探しましょう。
応募する
今度は気になる仕事に応募していきます。
しかし、応募したからといって必ず次のステップに進める訳ではなく、まずはエントリーという形になります。
その後派遣会社内で選考され、無事選ばれると次の面談へと進むことができます。
個人に思ったのは、派遣の仕事を早く決めたいと思っている場合はスピード感が大事ということ。
毎日こまめに求人をチェックし、気になる仕事があれば可能な限りたくさんエントリーしていきましょう。
面談を受ける
無事社内選考に通ると、就業先へ面談に行きます。
ほぼ面接のようなものですが、派遣社員は就業先と面接はしてはいけないルールがあり、名目上は面談です。笑
派遣会社の営業の方と就業先の社員の方(大体2人くらいが多かったです)とともに、今まで自分がやってきたことなどを簡単に話し、お互い質疑応答という流れが多かったです。
この面談後に就業先からNGが出ることもあるようなので、きちんと事前準備をしてから臨みましょう。
就業先の決定
面談後に採用の連絡があれば、ついに就業先の決定です。
仕事が始まる前に必要な手続き等は派遣会社から案内があると思います。
私が登録している会社は全てのやり取りがオンラインで済みました。
就業開始
いよいよ就業開始です。
通常は初日は営業の方が同行してくれるようですが、私は営業の方の都合が悪く、1人でとても心細かったです。泣
あとは就業先の指示に従って働くのみ。
未経験でも事務として働ける?
冒頭でもお伝えした通り、私は現在未経験で事務職として派遣社員として働いています。
私の今回の経験から、未経験でも事務職で働くことは十分可能だと思います。
(未経験と言っても、今まで全くパソコンを触ったことがありません!という方は難しいかもしれませんが)
基本的なパソコン操作ができ、wordなどofficeソフトを使ったことがあれば問題ないです。
ただし、未経験から事務職にチャレンジしたいという方は多いようで、人気の求人はすぐに埋まってしまいます。
未経験の場合は勤務地やお給料など、希望にピッタリな条件を探すのは難しいかもしれません。
私自身も今回お仕事を探すにあたって勤務地は自宅から近いor 在宅勤務があるという条件で探していましたが、残念ながら妥協せざるを得ませんでした。
良いお仕事との出会いはタイミングもあるので、私のように未経験から事務にチャレンジしてみたい、という方は諦めずに根気強く探してみてください。
実際に働いてみて
未経験から派遣社員として事務職で働き始めて1ヶ月以上経ちますが、やっとブートキャンプとの両立の生活にも慣れてきました。
まだまだ業務が全てスムーズに行える段階でないですが、優しい周囲の方々のおかげでなんとか毎日お仕事できています。
今回初めて派遣社員として事務職で働いて思うことは、歯科衛生士時代と比べると断然働きやすいなと感じています。
特に私の職場はフレックスタイム制が導入されているので、好きな時間に出社できるのはかなり助かっています。
東京は朝の電車の遅延が発生することが多々あるので、遅延の度に「間に合うかな、、、」とハラハラすることも無くなりました。
また、オフィスワークの場合は自分のデスクで基本的には一人で業務を進めていく形なので、HSPの私にとっては落ち着いて取り組むことができることも大きなメリットです。
他にもメリットはたくさんありますが、現状派遣社員として事務職で転職できて良かったなぁと感じています。
まとめ
今回は私が未経験で歯科衛生士から派遣社員で事務職として転職した経験から、お仕事探しから就業までの流れをお伝えしました。
未経験からのキャリアチェンジはとても勇気がいると思いますが、決して不可能ではありません。
派遣社員はボーナスがないなどもちろんデメリットもありますが、私のようにさらなるキャリアチェンジをするための準備期間やワークライフバランスを充実させたい、という方にはとてもフィットする働き方だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。
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